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星光ビル管理 持続可能な社会の実現に向けて 3領域と7つの重要課題選定

2023.09.18 13:37

3月にTCFD質問表明 サスティナビリティ推進
 星光ビル管理(大阪市中央区)は持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けて、事業活動として優先的に取り組むべき課題に、3領域と7つの重要課題(マテリアリティ)を選定した。
 同社は日本生命の投資用ビルを始め、オフィス・商業だけでなく、病院や物流など多岐にわたるビルや施設の設備・清掃・警備等のビル管理サービスを静岡及び北陸以西で提供してきた。今年3月には、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)へ賛同を表明。気候変動が自社事業にもたらすリスクと機会を把握し、「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」、「指標と目標」の各項目に関して開示する。その際に同社ではサスティナビリティ経営を推進し、かつ開示内容の充実化に取り組み、持続可能な社会の形成に一層寄与していく姿勢を表明した。

安心安全な社会を目指す脱炭素への推進など策定
 今回同社では経営理念(安全・安心・快適)やサスティナビリティ基本方針に基づき、事業活動として優先的に取り組むべき課題として、3領域と7つの重要課題(マテリアリティ)を選定した。領域は「安心・安全・快適」と「環境(脱炭素領域中心)」、「社会(働き方改革領域中心)」の3つ。マテリアリティでは、安全・安心な社会への貢献。脱炭素社会への推進。多様な人材の育成・活用/社員の働きがい向上などを決めた。
 代表取締役社長の長谷川靖氏は「当社は、今年5月に総合ビル管理進出60周年を迎えることができ、これまでご支援頂いた我々の大切なステークホルダーである『お客様』。当社と一緒にビル管理サービスをご提供頂いている『協力会社様』。日頃より当社を温かく見守って頂いている『株主様』。更に長きにわたり、当社の屋台骨を支えて頂いている『従業員』との関係性を改めて整理し、今回マテリアリティ選定を実施しました。今後も日本のビルの『安心・安全・快適』を提供する総合ビル管理会社として、お客様はじめ全てのステークホルダーとともに歩んでまいりたい」と語った。

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