週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

グッドマン 茨城県常総市に17万㎡の物流施設 センコーが入居決定・アダストリアは入居予約を締結

2023.08.21 11:12

 グッドマンジャパン(東京都千代田区)が茨城県常総市で開発していた物流施設「グッドマン常総」が竣工し、物流大手のセンコー(東京都江東区)と賃貸契約を締結した。同施設では、7月にはアパレル大手のアダストリア(東京都渋谷区)との賃貸借予約契約締結を発表している。
 「グッドマン常総」は敷地面積8万8150㎡、総賃貸面積約17万4000㎡、5階建てで、グッドマンが国内で開発する最大の物流施設。
 倉庫部分はダブルランプウェイを備え、床荷重は1階が2t/㎡、2~5階が1・5t/㎡。天井高は梁下有効5・5mを確保している。また、普通乗用車700台と電気自動車10台分の駐車場も確保。「グッドマン常総2」も現在開発中で、完成すれば地域一体型の新たなビジネスパークが誕生する。
 近隣には新たに誕生した道の駅をはじめ、「TSUTAYA BOOKSTORE」、カフェ、店舗、スパ施設、都市公園などが賑わいを創出し、施設で働く人々にも利便性の高い快適な就業環境を提供する。
 また、優れたエネルギー性能が認められ、BELS評価「ZEB」国内最高評価を取得。また、環境に配慮した認証CASBEE Sランクも取得した。
 太陽光発電による4・25メガワットの電力を施設内で利用し、さらに蓄電池を搭載することで、再生可能エネルギーを活用しながら、入居企業のカーボンフットプリントも削減。さらに、電気自動車(EV)の充電ステーションも完備した。
 グッドマンジャパンCEOのアンガス・ブルックス氏は、「『グッドマン常総』は、カスタマーに最高水準の物流ソリューションを提供するという弊社の強い思いを象徴する施設です。常に変化するビジネスニーズに柔軟に対応し、高品質かつサステナブルな物流スペースを開発することがグッドマンの使命であり、この施設は卓越性を追求し続けるグッドマンの姿勢を体現しています」とコメントしている。

PAGE TOPへ