週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

神宮前交差点で開発中の新・東急プラザ 名称は「ハラカド」に決定

2023.06.05 11:01

 東急不動産(東京都渋谷区)は、神六再開発(東京都渋谷区)と共に推進している「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の商業施設名称を「東急プラザ原宿『ハラカド』」に決定した。同時に、神宮前交差点にて営業中の「東急プラザ表参道原宿」を「東急プラザ表参道『オモカド』」に改称する。「ハラカド」の竣工は8月、開業は2024年春を予定している。また、「オモカド」への改称は2024年以降を予定している。
 「ハラカド」は、敷地面積約3085㎡、延床面積約1万9940㎡、鉄骨造/鉄筋コンクリート造地上9階地下3階塔屋1階建て。同施設では、クリエイターがそれぞれの個性を生かしたフロアをプロデュースする。
 地下1階には、昭和8年から90年続く高円寺の老舗銭湯・小杉湯が、銭湯「小杉湯原宿(仮称)」を開業予定。
 2階の神宮前交差点を見下ろす共有スペースでは、様々な文化を発信してきた雑誌を新旧交えて集めたフリースペース「COVER」を日販がプロデュース。期間ごとに、特定のテーマについてフィーチャーした雑誌を展示。新たな雑誌の魅力を発見でき、何度でも訪れたくなる「たまり場」を作る。
 3階は、クリエイター自身が「新しい」をテーマにした商品を、来館者に直接届けるクリエイターズマーケットフロア。カフェでは、様々なクリエイターのアウトプットと交流を生み出す。
 5階と6階の飲食フロア/フードコートには約20店舗が集積。
 東急不動産では、交差点を挟む「ハラカド」と「オモカド」の2館で連携することで、神宮前交差点のさらなる魅力向上を図るかまえだ。

PAGE TOPへ