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パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス初の複合ビル「道玄坂通」8月24日に開業

2023.05.29 10:38

 ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」などを傘下に持つパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、PPIH)は、東京都渋谷区の文化村通りで開発を進めている複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」を8月24日に開業する。
 「道玄坂通」は、敷地面積5896㎡、延床面積4万1767㎡、鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)地上28階地下1階建ての大型複合施設。文化村通りの新たなライフスタイル拠点として開発を進めており、ブラブラ歩きを楽しむショッピングフロア、最先端設備を有するオフィス、街のカルチャーを映し出すホテル「ホテルインディゴ東京渋谷」で構成される。
 建物には「文化村通り」と「道玄坂小路」の2つの通りに面して4つの出入口を設け、施設内を通り抜けられる「通(みち)」を設けた。施設内を通り抜け、店舗を発見する楽しみも提供するとしている。
 1~2階の商業フロアは、施設の中と外が道のようにつながり、歩くのが楽しくなる商店街のような空間を演出。ドン・キホーテの新形態店舗「ドミセ」や、スペシャリティコーヒー専門店、日本初進出のハンバーガーショップ、ダンススクールなど計12店舗が出店する。
 3~10階のオフィスフロアは、フロア面積約1740㎡、総面積約1万3770㎡。国際的なビジネスシーンに相応しい格調高いオーセンティックなオフィスロビーを3階に有し、4~10階は、フレキシブルな働き方を求める人、モノ、情報が集まる渋谷に調和したデザインオフィスとなる。
 11~28階の「ホテルインディゴ東京渋谷」は、国内4軒目の「ホテルインディゴ」ブランドのホテル。「ライフスタイル・ブティックホテル」を謳い、ホテル体験を通して土地にある「ネイバーフッドストーリー」をゲストに届ける。ホテル内には、全272の客室のほか、屋外テラスのあるカフェ&バー、フィットネスジムなどの設置を予定している。
 「道玄坂通」は、PPIHが実施する初の大規模都市開発。同社では「渋谷に住む、渋谷で働く、渋谷を訪れる、そして渋谷に泊まる、あらゆるお客さまが集い交差する、渋谷の新名所となる」と意気込みを見せている。

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