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六本木ヒルズで4年ぶりの大規模防災訓練 住民やワーカーをはじめ自治会構成員約600名が参加

2023.03.27 11:04

 森ビル(東京都港区)は今月10日、「六本木ヒルズアリーナ」で六本木ヒルズ自治会と共催の震災訓練を実施した。
 同訓練は2003年の「六本木ヒルズ」開業以降実施していたが、2020年から22年の間は新型コロナの影響下で中止。今回は4年ぶり17回目の開催となった。
 訓練には「六本木ヒルズ」の住民やオフィスワーカー、店舗従業員をはじめとする六本木ヒルズの自治会構成員や近隣住民など、約600名が参加した。煙体験や消火訓練、心肺蘇生・AED訓練などのほか、椅子型の震動シミュレーター「地震ザブトン」も体験。それら技術の習得に加え、防災知識の向上や防災に対する考え方の啓蒙を図った。
 森ビルでは、防災対策を災害多発国である日本の最重要かつ喫緊なテーマと捉え、これまでに「逃げ込める街づくり」の実現に力を入れてきた。自治会と連携した「六本木ヒルズ」の大規模防災訓練も、その一環となる。
 災害対策室事務局 事務局長の細田隆氏は「本日は4年ぶりに六本木ヒルズ自治会と森ビルの共催で、オフィス、店舗、住宅に入居する自治会員の皆さまと共に、まさに『街ぐるみ』で震災訓練を実施することができました。体験を伴う訓練を通じ、防災知識の習得、自助の技能を確認したことにより、共助の意識の向上も図れたと感じています。当社は、引き続きコミュニティの一員として、防災に対する取り組みを深めることで、地域の継続的な発展のために寄与していく所存です」とコメントした。

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