週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

旧大阪中央郵便局跡地の複合開発 建物名称は「JPタワー大阪」に

2023.03.13 11:02

 日本郵便(東京都千代田区)、西日本旅客鉄道(大阪市北区、JR西日本)、大阪ターミナルビル(大阪市北区)、JTB(東京都品川区)、日本郵政不動産(東京都千代田区)は、旧大阪中央郵便局跡地を含む「大阪」駅西地区で開発している「梅田3丁目計画(仮称)」の建物名称を「JPタワー大阪」、商業施設の名称を「KITTE(キッテ)大阪」に決定した。竣工は2024年3月の予定。
 「大阪」駅西側に整備される西口改札直結の通路や、既存の連絡橋口改札から直通となる新設のデッキ、西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」と接続する。
 新築される建物は、敷地面積約1万2920㎡、延床面積約22万7000㎡、地上39階地下3階。商業施設・劇場・ホテル・オフィスからなる。
 1階には、旧大阪中央郵便局舎の一部を保存・移設の上、エントランスや商業施設の一部に活用する。  11~27階のオフィスは、貸室面積約6万8000㎡。西日本最大級のオフィス空間として、基準階の貸室面積は約4000㎡にも及ぶ。屋上庭園やフィットネスルーム、サウナなど、ウェルビーイングな働き方を後押しする機能も備える。
 地下1階~地上6階の商業施設「KITTE大阪」は、来街者やオフィスワーカー、観光客などがターゲット。グランドオープンは2024年7月を予定している。
 29~38階のホテルフロアには、JR西日本ホテルズ(京都市下京区)がマリオット・インターナショナルと初めて提携し、「オートグラフ コレクション」ブランドのホテルが出店。6階には、客席数1200~1300席、自由度の高い舞台機構と最新設備を有する劇場を備え、演劇・ミュージカル・音楽・演芸などのほか、関西文化の育成や発信、賑わいの場を生む拠点を目指す。

PAGE TOPへ