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神宮外苑の大規模再整備、施工へ オフィスビルやサービスアパートメント・文化施設も

2023.02.27 11:19

 三井不動産(東京都中央区)、明治神宮(東京都渋谷区)、日本スポーツ振興センター(東京都新宿区)、伊藤忠商事(東京都港区)は、東京都新宿区の神宮外苑を再開発する「神宮外苑地区第一種市街地再開発事業」の施工について、17日に東京都から認可されたと発表した。地区内のスポーツ施設等の建替えを促進。国立競技場とも連携し、スポーツ拠点を再整備する。
 同計画は、神宮外苑の敷地内約17・5haを再開発するもので、秩父宮ラグビー場は位置を変更し、文化交流施設や店舗を併設した「ラグビー場棟」として建替え、現在の明治神宮野球場も、ホテルを併設した新球場に建替える。青山通り沿いの現「伊藤忠商事東京本社ビル」は延床面積約21万3000㎡、地上38階地下5階のオフィスビルに建替え、野球場棟に近接した場所にも、延床面積約12万7300㎡、地上40階地下2階のオフィスビルを建設。現野球場付近にはサービスアパートメントも建設する。また、文化交流施設と広場を新設するほか、聖徳記念絵画館前にも広場やテニス場を整備。魅力ある複合市街地の形成を図る。
 また、地区内と地下鉄「外苑前」駅を結ぶ地下通路等や不足している東西方向の歩行者動線を整備すると共に、一部にはデッキを設けて園内の歩車分離を図り、歩行者の利便性、安全性及び回遊性を確保する。
 さらに、老朽化したスポーツ施設等の更新と都市計画公園の再編整備を通じて、広域避難場所にふさわしい防災性の向上を図る。
 完成は2036年度を予定している。

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