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ダイビル 環境負荷軽減への取り組みで受賞 ベトナム・ハノイ市のオフィスビルで最高評価獲得

2023.02.20 10:51

 ダイビル(大阪市北区)がグループ会社を通じてベトナム・ハノイ市に保有・運営するオフィスビル「コーナーストーン・ビルディング」における環境への取り組みが、現地でのオフィスビルとして最高評価を獲得した。
 同社グループは2021年9月に策定したマテリアリティ(サステナビリティに係る重要課題)のひとつに「環境にやさしいビルを次世代へ」を掲げ、22年4月から国内の全オフィスビルでCO2フリー電力を導入。他にもカーボンニュートラルな都市ガスの導入やデマンドレスポンス事業への参画など、脱炭素社会の実現に向けて取り組んできた。同ビルでは屋上約800㎡のスペースに250枚のソーラーパネルを設置。発電容量は112・5kWで、ビル年間使用電力量の約3%を賄う。世界的に電力需給がひっ迫する状況において、オフィスビルにおける省エネやCO2削減等へ積極的に協力してきた。
 取り組みが評価され、「産業・建設エネルギー効率アワード リノベーション部門」オフィスビル最高位の銅賞と、「ハノイ・グリーンエネルギー建築物アワード」最高位の5つ星を受賞した。
 「産業・建設エネルギー効率アワード」は、エネルギー効率運営委員会事務局(産業貿易省)と、ベトナムエネルギーの経済的かつ効率的な利用の科学技術協会が昨年12月16日に開催したもの。19年から2030年までのエネルギーの経済的・効率的利用に関する国家プログラムにおいて、期間中にベトナム国内総エネルギー消費量の8~10%の削減を目指している。対象はベトナム全国で、約100社が参加している。ハノイ・グリーンエネルギー建築物アワードは、ハノイにおけるエネルギーの経済的・効率的利用プログラムの実行委員会であるハノイ市産業貿易局が昨年12月12日に開催したもの。対象はハノイ市内で、こちらも約100社が参加する。

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