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大阪・梅田の再開発エリア名称「グラングリーン大阪」に決定

2023.02.13 11:32

世界最大級の都市公園を設け街開き
 三菱地所(東京都千代田区)を代表とするうめきた2期開発事業者JV9社は、JR「大阪」駅北側で進めている「(仮称)うめきた2期地区開発事業」のプロジェクト名称を「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に決定したと7日、発表した。
 北街区と南街区にエリアを分け、その間に、約4万5000m2の世界最大規模となる都市公園を設ける。2024年夏頃、先行してまちびらきし、27年度に全面開業する予定。これに先駆けて、JR西日本は「大阪」駅を拡大。3月18日から新ホームの運用を開始する。

緑豊かにし国際都市目指す
 プロジェクト名称の「グリーン」は、「自然と都市の融合」というテーマに加え、多様な人が集い、出会い、お互いの個性を生かし合うことで、いくつもの可能性を解放させ、新しい世界を広げてもらいたいという想いを込めている。ロゴマークの黄色は「太陽」を象徴し、街から生まれる多様な息吹を表現している。モノコトに触れられる「ネクストイノベーションミュージアム」や、さまざまなイベントができる大屋根施設情報棟などを設ける。
 テナントや飲食、住宅のほか、3施設のホテルが開設し、合計1000室以上がオープンする。そのうちの一つは、ヒルトン最上級のラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテル&リゾーツ」。
 木村透(とおる)執行役常務は「『緑』の中で市民や企業など、多様な人が集う活気があふれるまちづくりにしたい」と話す。
 同プロジェクトでは、国際環境性能認証制度「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」において、GOLD認証(計画認証)を取得している。
 なお、同社以外のJV8社は、大阪ガス都市開発(大阪市中央区)、オリックス不動産(東京都港区)、関電不動産開発(大阪市北区)、積水ハウス(大阪市北区)、竹中工務店(大阪市中央区)、阪急電鉄(大阪市北区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、うめきた開発特定目的会社。

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