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「(仮称)本町四丁目プロジェクト」着工 御堂筋沿いのオフィスビルと学校施設を複合ビルに建替えへ

2022.11.21 17:11

 大成建設(東京都新宿区)は、「大阪第二有楽ビル」と、隣接する学校法人相愛学園の体育施設等を一体的に建替えを行う「(仮称)本町四丁目プロジェクト」を着工した。同工事は、老朽化したオフィスビルの更新と、隣地の学校施設の更新を一つの複合建築物として建替える共同化プロジェクトとなる。
 本願寺津村別院(通称北御堂)に隣接する同計画地は御堂筋本町北地区地区計画区域内に位置し、大阪のシンボルストリートである御堂筋に面している建築物として、デザインガイドラインで「風格あるビジネスゾーンの形成」や「上質なにぎわいのあるまちなみの形成」等が求められている地区。
 立地は、大阪メトロ御堂筋線をはじめ四ツ橋線、大阪万博の開催地となる夢洲まで延伸が予定される中央線の結節点、「本町」駅直結の場所に位置する。
 同プロジェクトは、敷地面積約3300㎡、延床面積約4万5480㎡、鉄骨造、RC積層構造地上26階地下1階建て。約4400坪の賃貸オフィスと学校の合築となる地上26階建ての高層棟と、約200室の都市型ホテルとなる地上14階の中層棟で構成される。
 高層棟10~25階には約4400坪(基準階面積約280坪)、最大4分割まで可能なオフィスを提供。大小様々なテナントニーズに応えるとともに、整形で効率的なレイアウトが可能。
 高層棟は免震構造を採用することで、安心安全な環境をワーカーに提供すると共に、防災備蓄品や最大72時間電力供給可能なの非常用発電機を備える。
 高層棟2~8階は学校法人相愛学園の学校施設として、体育館やトレーニングルームの他、新たな教育の場としてアクティブラーニング機能を充実させた教室を設ける。
 計画建物の1階には、御堂筋からのにぎわいを引き込む東西貫通通路を軸として、店舗や地域イベント開催スペース等を配置することで、新たなにぎわいをもたらす空間を創出する。

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