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日機装 スペースパフォーマンスが見えるオフィスの未来 プレスセミナーを開催

2022.10.31 10:54

 コロナ禍におけるオフィスのスペースの使い方。その効率性やコスト感を鑑みたパフォーマンスについて、老舗医療機器メーカーがある提案を行った。
 日機装(東京都渋谷区)は先月26日、「アフターコロナ時代のオフィスビルマーケット展望と、求められるオフィスとは?」と題するプレスセミナーを、三菱地所ホーム(東京都新宿区)の新オフィス「TOKYO BASE」にて開催した。
 当日はオフィスビル総合研究所(東京都中央区)代表取締役の今関豊和氏がコロナ禍のオフィスマーケットの現況と展望、三菱地所ホームのワーク・イノベーション推進部長の中村和博氏がアフターコロナ時代に求められるオフィスの実例について講演。そして日機装のヘルスケア事業担当/UV-LED 事業担当 執行役員の渡辺恭介氏による、「アフターコロナ時代のオフィスに対する意識実態調査の結果に見る“スペースパフォーマンス”の重要性」の発表が行われた。
 発表の中で渡辺氏は、「今回の調査の結果、従業員の視点としてはコロナ禍のリモートワークでコミュニケーションの機会や質が下がったという意見が多かった。コミュニケーション、スペースの効率性の向上は、コロナ禍に関わらず元々あったニーズだとは思います。それがコロナというイベントを経て、従業員もオフィスの整備担当者も改めて意識が高くなってきたということだと感じます。それを踏まえ、我々としては今後『スペースパフォーマンス(スぺパ)』の概念を提示していきたいと思います。スペースの照明、音・静かさといったものに加え、クリーンな環境といったものがコロナ禍ではっきり求められるようになってきたという感じます」と話した。

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