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日本都市ファンド 福岡市のビルを再生 飲食ビルを商業・オフィスの複合ビルにリニューアル

2022.10.10 11:20

 日本都市ファンド(東京都千代田区)は、保有する「Gビル天神西通り01(ウエストサイド天神ビル)」を、従来型の飲食ビルから、商業店舗とオフィスが共存する複合型ビルに再構築した。新ビル名は「CRANK」。
 天神西通りの最北端に位置する同ビルは、稼働率の減少や、建物環境としても外壁面の劣化、共用部の視認性等の課題が顕在化していたことにより再構築に至った。再構築ではテナントMDの変更と外壁及び共用部改修工事を行った。
 再構築後のビルは延床面積3238・87㎡、地上9階の商業・飲食、オフィス用途の複合型ビル。
 3、4、6、9階の飲食店舗は、3階医療クリニック、4、6階エステサロン、9階コワーキングスペースに変更。
 外壁・共用部改修では、全体の色味や素材感を統一した外観に変更し、視認性に課題があったELVホールへの誘因となる大きな矢印サインをアイキャッチとして設置する等、サイン計画の見直しも行った。
 また低層部外装材としてリサイクルレンガを採用。焼き色のムラや溶融スラグの入り方の違いにより重厚ながらも微妙な表情の違いによる軽やかさを感じられるオリジナルのレンガとなっている。リサイクル素材の使用や地域内による製造により輸送エネルギーを減らし、環境負荷を低減させている。

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