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「空飛ぶクルマ」実現へ検証 大阪ベイエリアで万博見据え

2022.08.01 11:47

 グロービング(東京都港区、以下「GLB」)は、2025年の大阪・関西万博開催を見据えた日本初の「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けて、朝日航洋(東京都江東区)、大阪公立大学(大阪市阿倍野区)、大林組(東京都港区)、関西電力(大阪市北区)、近鉄グループホールディングス(大阪市天王寺区)、SkyDrive(愛知県豊田市)、大日本印刷(東京都新宿区)、東京海上日動火災保険(東京都千代田区)、日本工営(東京都千代田区)、三菱電機(東京都千代田区)を実施主体とし、大阪府、大阪市の協力のもと、大阪ベイエリアにおける離発着ポートや飛行経路の実現性を検証する。GLBは、同事業における代表企業および全体統括を担う。
 政府は、「地域振興」と「国際競争力向上」を目的に、経済特区「国家戦略特別区域(以下「国家戦略特区」)」を規定し、規制改革を推進している。同取り組みの一つとして、2030年頃に実現される未来社会を先行実現するエリア「スーパーシティ型国家戦略特区」が制定され、同特区に大阪府・市が指定された。大阪市は、スーパーシティ構想の一つとして「最適移動社会の実現」を掲げ、2025年の関西・大阪万博を見据えた「空飛ぶクルマ」の社会実装を目指している。
 同事業では、離発着ポート候補地と考えられている大阪港周辺や桜島周辺の風況・地盤等の調査と実現性の検証、想定飛行航路における風況・気象データ等の取得・分析と実現性の検証を行う。

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