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空調更新検討オーナーに無料で省エネ最適化診断

2022.07.11 10:39

 リロンライフパートナーズ(東京都新宿区)はビルオーナーを対象に「省エネ最適化診断調査」の無料キャンペーンを8月31日まで実施している。有料の通常診断を無料にして更新を促す。併せて国や自治体が出す助成金についての情報提供や申請アドバイスなども行っていく。コストを抑えたビル空調更新を後押ししてCO2削減や電気使用量の削減につなげていく。更新に関わる費用負担の抑制策もコンサルティングすることで、オーナーに積極的な設備更新を促す。
 キャンペーンはビルオーナーの補助金情報に対するニーズの高まりがきっかけとなった。代表取締役の蜂谷正明氏は「『雨漏り完全STOP』をご利用いただいたオーナーは併せて外壁塗装もご依頼いただくケースが多くあります。そのような際に『利用できる助成金はないか』と問い合わせを受けるケースが多かった」と振り返る。
 オーナーにとって補助金は魅力的。しかし様々な制度があるなかで、対象のビルにマッチしたものを選ぶ必要がある。たとえば「令和4年度先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」のA「先進事業」で掲げられる要件は「(1)省エネ率30%以上、(2)省エネ量:1000kl以上、(3)エネルギー消費原単位改善率:15%以上」となっている。1フロア50㎡ほどのペンシルビルは設備更新してもスケールメリットが発揮できず、この要件を満たすことは厳しい。蜂谷氏は「省エネ補助金は自治体なども出しています。個別のビルに最適な補助金を提案していく」とする。
 省エネ率などの要件の達成へLED化なども併せて検討し提案していく。最新設備に切り替えることでビルのCO2削減効果も見込める。蜂谷氏は「今後もビルオーナーの課題に応えるソリューションを次々と展開していきたい」と意欲を示した。

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