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JR「三島」駅南口で大規模再開発が始動 「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」再開発組合が設立

2022.06.27 11:36

 静岡県三島市のJR「三島」駅前で推進する「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」の市街地再開発組合が設立された。今後本格的に開発を開始し、着工は2023年、竣工は2027年を予定している。
 同事業は、三島市が策定した「三島駅周辺グランドデザイン」に沿った都市計画により、「三島」駅南口東街区の約1・1haの用地に広域健康医療拠点を整備する計画。隣地で計画する事業用定期借地事業と一体的に、住宅や商業施設、オフィス、ホテルに加えて、医療・子育て支援などの公益施設の導入を検討し、まちの人々が心身ともに健康で、安心して生き生きと暮らすための機能を持たせるとしている。
 市街地再開発組合の設立と合わせ、2018年から同事業の推進に協力してきたミサワホーム(東京都新宿区)、ミサワホーム静岡(静岡市駿河区)、東レ建設(大阪市北区)、野村不動産(東京都新宿区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)の各社は今回、再開発による保留床取得を前提とし、正式に参加組合員として再開発に参画することが決まった。
 参加組合員の各社は、権利者とともに、不燃性・耐震性等を踏まえた安全性の高い住宅や商業施設等の整備をはじめ、同事業が「健幸」都市みしまの新しいランドマークとして、医療のみならず、地域活動との連携や文化継承などを通して地域に根差し愛され、賑わいや交流を生む拠点となるように、事業を推進していくとしている。

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