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五輪選手村跡地の一部にシニア向け複合住宅を整備

2022.04.25 14:25

 2020年東京オリンピック選手村跡地の大規模開発「HARUMI FLAG」の賃貸住宅街区に整備されるシニア住宅・介護住宅事業を東急イーライフデザイン(東京都渋谷区)が受託し、名称が「グランクレールHARUMI FLAG」に決定した。開業は2024年春を予定している。
 同施設が整備されるのは、「HARUMI FLAG」の賃貸住宅街区「PORT VILLAGE」内。全体では、約13haの広大な土地に5632戸の分譲住宅・賃貸住宅と商業施設の合計24棟を建築するほか、保育施設、介護住宅、シェアハウス等を整備し、多様なライフスタイルを受け入れる。想定居住人口約1万2000人となる、大規模な街づくり計画だ。
 多世代、多様な人々が生活を営むことで、持続的で常に賑わいや交流が生まれる循環型の街づくりを目指しており、「PORT VILLAGE」には一般賃貸住宅のほか、リビングラウンジやキッチンスペースなどコミュニティを育める共用部を用意する。
 今回整備が決まった「グランクレールHARUMI FLAG」は、24時間サポート体制や各所に見守り設備などが整備された「シニア住宅」158戸と、手厚い介護サービスを提供する「介護住宅」50戸のほか、子育て支援ニーズに応える「保育施設」などで構成されている。さらに建物内にはシニアを中心に街の人々を繋げる交流拠点として、カルチャースクール「ホームクレール」を開設予定。充実した暮らしができるよう、新たな趣味や知識を広げるきっかけや、世代を超えた新たな出会いを生み出す拠点とする。入居者だけでなく、分譲街区や周辺地域の住民も参加できるプログラムを用意し、シニアと街の人々の暮らしを繋げる拠点としての役割を担い、賑わいや交流の発信地になることを目指すという。

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