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「ニッケ東京ビル」住商と共同で建替えへ

2022.04.18 11:45

 日本毛織(大阪市中央区、ニッケ)が、東京都中央区八丁堀の「ニッケ東京ビル」を建替える。住友商事(東京都千代田区)と共同で2024年秋の竣工を予定している。
 八重洲通りのほぼ中央に位置する現ビルを、敷地面積883㎡、S造地上12階のオフィスビルに建替える。1階を店舗、2~12階をオフィスとし、地下1階には駐車場を設ける。八重洲通り沿いの南西角部分には、中央区の地区計画に基づいた屋外空間を配置。シンボルツリーの育成、キッチンカーの誘致をはじめ、ピロティを通じた1階区画との一体的なデザインとすることで、人々が緑の近くで憩える賑わい空間を形成する。
 屋上には入居者限定のテラスを整備。緑に囲まれた空間は、懇親の場やランチ休憩等、リフレッシュスペースとしてだけでなく、カジュアルな打合せ等、様々な用途で利用できる。
 感染症対策としては、自然換気窓の設置、衛生器具の非接触対応等の対策により安心して出社できる環境を整備する。また災害対策として、照明・一部コンセントや給水ポンプ等への48時間の電源供給をはじめ、水や食料が保管できる防災備蓄倉庫を整備。ニッケの開発で初となる「ZEB Ready」認証も取得する予定だ。

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