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お台場「ヴィーナスフォート」が閉館 跡地を多機能アリーナなどのスポーツ拠点として整備

2022.04.04 11:38

 森ビル(東京都港区)が開発を手掛けた東京・お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」が先月27日に閉館。22年の歴史に幕を閉じた。同施設は1999年の8月に開業。湾岸エリア有数の複合施設「パレットタウン」の中でも、中世ヨーロッパの雰囲気が特徴的な商業施設として長年多くの人々から愛され続けた。
 27日の営業終了後には閉館セレモニーを実施した。館長の清水寛氏をはじめ6名のスタッフが壇上で「ヴィーナスフォート」への思いを述べた。
 「閉館の発表以降、一人でも多くのお客様に『ありがとう』を伝えようとスタッフ一丸となって取り組んでまいりました。22年間の長きにわたりご愛好頂きましたこと、心より感謝申し上げます。私たちは多くのお客様に支えて頂きながら、このエリアのにぎわいづくりに取り組んでまいりました。同事業は終了いたしますが、これからが始まりです。この先もより良い街づくりに取り組んで参りたいと思います」(館長・清水氏)
 再開発に伴い「パレットタウン」の各施設は、「ヴィーナスフォート」に続いて順次営業を終了する。跡地ではトヨタグループの東和不動産(名古屋市中村区)が事業者となり、多機能アリーナをはじめとしたスポーツ拠点を整備する予定だ。再開発は来年4月頃の着工、2025年6月頃の完成を目指していく。

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