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名古屋・錦二丁目7番第一種市街地再開発事業 複合ビル「オリマチ錦」竣工

2022.03.22 11:53

 野村不動産(東京都新宿区)、旭化成不動産レジデンス(東京都千代田区)、NTT都市開発(東京都千代田区)、長谷工不動産(東京都港区)、長谷工コーポレーション(東京都港区)は、愛知県名古屋市の名駅エリアと栄エリアの中間に位置する伏見・錦二丁目エリアで推進していた開発事業が竣工したと発表した。
 同エリアは「名古屋」駅より東方向に約1・5km、地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅、地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅から徒歩3分以内の距離にあり、名古屋市がめざす「2核1軸構造」における名駅エリアと栄エリアをつなぐ伏見エリアに位置している。
 同プロジェクトでは開発街区全体の名称を「オリマチ錦」と命名。都心居住の促進を図るための総戸数360戸のマンションとともに、日常生活を支え地区のにぎわいを創出する商業施設、かつての錦二丁目地区の交流の場となっていた広場「会所」や「路地空間」の創出によるエリアマネジメント活動拠点、帰宅困難者のための一時避難スペースなど、多様な都市機能を有している。錦二丁目地区の今後の再生・活性化を担う複合再開発として、リーディングプロジェクトに位置づけられている。
 A棟とB棟の2棟からなり、A棟は敷地面積3715㎡、延床面積4万5076㎡、地上30階地下1階。1~2階は店舗とし、物販・飲食・クリニックなどの入居を予定している。3~4階は賃貸住宅、5~30階は分譲住宅「プラウドタワー名古屋錦」となる。
 B棟は敷地面積1224㎡、延床面積4904㎡、地上5階で、1階にスーパーマーケットを誘致。2~5階は駐車場とした。

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