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西日本鉄道の「福ビル」建替え計画 「優良な民間都市再生事業」に認定

2022.01.24 10:56

 国土交通省は14日、西日本鉄道(福岡市博多区)が申請していた再開発計画「天神一丁目11番街区建替プロジェクト」を、優良な民間都市再生事業計画として認定した。
 同プロジェクトは1961年竣工の「福岡ビル」、通称「福ビル」を建替えるもの。福岡市が主導する「天神ビッグバン」の中核事業の一環として、1万709㎡の事業区域にオフィス、商業、ホテルなどからなる複合施設を建設。あわせて感染症対策・BCP対策・環境対策の強化等により、福岡都心地域の都市再生に貢献する計画だ。
 新築される建物は鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地上19階地下4階、敷地面積8605㎡、延床面積14万6320㎡。開発コンセプトに「創造交差点」を掲げ、ハイスペックオフィス、商業、ライフスタイル型ホテル等の様々な用途を導入するとともに、交通の要衝である地下鉄「天神」駅と接続する歩行者地下通路や2068㎡の広場も整備。ヒト・モノ・情報が融合し、常に新しいアイデアや創造が生まれる場所となることを目的としている。
 また、福岡市が進める「感染症対応シティ」の実現に向け、主にオフィスフロアにおける感染症対応やBCP対応を強化。域熱供給システムやBEMS(Building Energy Management System)、CO2除去空調システムの導入により先進の環境対策も行い、2024年12月末の竣工を予定している。

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