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NTT都市開発 リモート社会対応の学生レジデンス着工

2021.12.27 11:36

 NTT都市開発(東京都千代田区)は22日、学生レジデンス「ウエリスアイビー世田谷仙川」の新築工事に着手したと発表した。
 同社では住まいブランド「Wellith(ウエリス)」のひとつである学生レジデンスシリーズ「WellithIVY(ウエリスアイビー)」を展開しており、これまでに「ウエリスアイビー門戸厄神」(兵庫県西宮市、159戸)と「ウエリスアイビー旗の台」(東京都大田区、99戸)を供給。「世田谷仙川」はシリーズ第3弾となる鉄筋コンクリート造、地上4階、163戸で、2023年1月の竣工、同年3月の入居を予定している。
 同物件は「地域住民のwell-beingを高める街」をコンセプトに第一生命保険(東京都千代田区)が中心となって検討を進める再開発エリア「SETAGAYA Qs-GARDEN」内に立地。ファミリー向け分譲マンション、クリニックモール、サービス付き高齢者向け住宅とともに、街区内の広場に面した場所に建設される。 
 初めて親元を離れて生活する学生にNTTのICTを活用して快適な学習環境を提供するとともに、well-beingを高めながら入居者同士が安心して生活できるよう配慮している。また、入居者募集および管理運営は1975年の創業以来、さまざまな学生支援事業を展開する学生情報センター(京都市下京区)が担当することで、総合的な安心感を提供する。 
 リモート社会に対応した学生レジデンスとして、NTT東日本が提供する「フレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」の光回線を直接各居室まで敷設。需要の高いリモート講義・オンラインコミュニティづくりなどにも対応したインターネット環境を提供する。併せて入居者同士の交流を創出する食堂・カフェラウンジ、シェアキッチン、スタディルームには、無料で利用できるNTT東日本の「ギガらくWi-Fi」を提供する。
 感染防止対策としては、食堂・カフェラウンジ、シェアキッチン、スタディルームで24時間換気を徹底し、空間除菌脱臭機も設置。体温を測定するサーマルカメラをメインエントランスに設置し、同エントランスのオートドア開錠には非接触式を採用する。また、1階食堂・カフェラウンジでは栄養バランスのとれた食事を提供。24時間対応のコールセンターではメディカルサービスも提供するなど、健康面でのサポートも充実させる。

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