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三菱地所 シドニーのビル開発資金をグリーンローンで調達へ

2021.12.20 11:32

 三菱地所(東京都千代田)は、Oxford Properties Group(カナダ・トロント)およびその子会社のInvesta(オーストラリア・シドニー)とともに、オーストラリア・シドニーで進めているプレミアムオフィス開発事業「Parkline Place」について、建設資金を使途とするグリーンローンによる資金調達の契約を締結したと発表した。三菱地所の海外事業におけるグリーンファイナンスによる資金調達は今回が初となる。
 グリーンローンとは、調達資金の使途を環境改善効果のある事業に限定した借入のこと。今回同ローンで調達した資金を活用して、エネルギーや資源等の利用効率化等に資する環境設計や、建築廃棄物の約90%をリサイクル等に回すなどの取り組みを行う予定であり、これらの取り組み等を通じて、豪州の不動産環境認証「Green Star」の最高格付けである6つ星の獲得を目指す。
 また、環境関連の取り組みに加えて、ワークライフマネジメントサービスやマインドフルネスサービス、パーソナルヘルスサービスなどのサービス提供も検討しており、健康・Well-beingに配慮した国際的な認証である「WELL認証」の取得も目指している。
 同物件は敷地面積3150㎡、延床面積6万5900㎡、SRC造地上39階地下5階のオフィス、商業、駐車場用途のビルとなる計画。竣工は2024年1月を予定している。

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