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LeTech 「LEGALAND幡ヶ谷」が竣工 周辺環境と調和した外観に
2021.12.06 11:46
LeTech(大阪市北区)が手掛ける低層賃貸マンションシリーズ「LEGALAND」シリーズ。その最新物件として、9月29日に「LEGALAND幡ヶ谷」が竣工した。
最寄り駅は京王新線「幡ヶ谷」駅から徒歩2分。地上5階地下1階、21戸でシリーズのなかでは比較的規模が大きい。エリア内では、「LEGALAND初台」をかわきりに、3棟目となる。
同社の「LEGALAND」シリーズではニーズの高い城南・城東・城西エリアを中心に、最寄り駅徒歩10分以内の場所に開発している。地下を利用するなど専有面積の最大化や、低層化・柱のない壁式構造、デザイン性の高さなどが特徴。エリア相場のなかでもトップクラスの賃料価格帯を実現するとともに、物件の収益効率の高さもポイントとなっている。共用部分の最小化を行い、運用コストの圧縮も行っている。外観デザインにもこだわった。周辺は隣地が公園となっていて、また低層の家屋も多い。このような環境と調和する外観デザインを採用した。
21戸ある住戸のうち、1Kが14戸、1LDKが6戸、2LDKが1戸。このうちメゾネットを採用した住戸は5戸だ。想定する入居者としては、大手や外資系企業で働く単身のサラリーマンやDINKSなどとしている。
物件担当者は「新宿をはじめとして都心オフィス街へのアクセスが良く、かつ生活利便性も高いエリアです。新築供給が少ないので、大きな需要が見込める」と話す。投資家などに販売していく上でもポイントになりそうだ。
同社では今後3カ年でシリーズ130棟を目指す。また9月に上棟した「LEGALAND Biz 原宿」では1階に共用の応接スペース・会議室を設置するなど、住居とオフィスのハイブリッド型の物件を初展開。ラインアップを強化して、新しいニーズの取り込みにも力を入れる。