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東急 「南町田グランベリーパーク」隣接地にエリアの核となるマンションを建設へ

2021.11.08 14:17

 東急(東京都渋谷区)は、開発中の分譲タワーマンション「ドレッセタワー南町田グランベリーパーク」の詳細情報を公開した。
 同マンションは田園都市線「南町田グランベリーパーク」駅直結の商業施設「グランベリーパーク」の隣接地で開発中。竣工は2024年3月に予定しており、今月1日に物件情報をホームぺージで公開した。
 同マンションは敷地面積7223㎡、地上34階地下1階、延床面積4万5384㎡、総戸数375戸。開発地は「南町田グランベリーパーク」駅の南側に広がる、「グランベリーモール」の跡地を中心とする約22haの再開発エリア内。エリアでは官民が連携し、都市基盤、商業施設、都市公園、駅などを一体的に再構築することで、「新しい暮らしの拠点」を創り出すまちづくりプロジェクトが進行中。駅隣接の商業施設「グランベリーパーク」と2階のペデストリアンデッキで直結し、まちの中心的な存在としての役割も担うマンションだ。
 非化石証書を利用した実質再生可能エネルギー100%の電力を東急パワーサプライ(東京都世田谷区)より調達し、Next Power(東京都中央区)による高圧一括受電方式で全住戸・共用部へ電力を供給。併せて25kWの急速充電器を設置し、電気自動車と再エネ100%電力を活用したカーボンニュートラルのライフスタイルの普及促進にも取り組む。
 また、地下1階の共用施設「ワークキャビン」には、テレワークが可能な完全個室を7室設置。さらに地上21階の「ザ・トゥエンティワンラウンジ」には、眺望を楽しみながら働くことができるワークスペースを設置する予定。1階に広がる「ハーベストガーデン」は住民専用の貸菜園となっており、自宅での食育など郊外ならではの生活を楽しむことができる。
 東急は住宅事業において、2023年10月下旬に「ドレッセタワー新綱島」、2024年5月に「ドレッセタワー武蔵小杉」の竣工を予定。今後も「自律分散型都市構造」の考え方をベースとして、脱炭素社会への貢献や一人ひとりのライフスタイルに対応できる住まいの提供に取り組むとしている。

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