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三井不動産が本格始動 D2Cブランドを総合的に支援 日本初のデジタル×リアルのプロデュース業を目指す

2021.09.13 12:09

 三井不動産(東京都中央区)は、生活者に新しい価値と豊かな暮らしを提供するD2Cブランドに対し、ブランディングやマーケティング戦略の策定から、店舗出店や購買体験の設計までを総合的に支援する共同パイロットプロジェクト「NEW POINT」(ニューポイント)を始動する。
 この取り組みを通じ、生活者のオンライン購買や共感消費が増えている昨今、こだわりの意思や商品を持つブランドが深く生活者と交わることができるプラットフォームを構築し、日本初のデジタル×リアルのプロデュース業を目指していく。
 同プロジェクトはデジタルとリアルで個性的なブランドと出会える場所を作りたいという思いからスタートした。ブランドと生活者が、リアル、デジタル問わず出会える場の提供や、将来的には成長したブランドの同社施設への誘致などを通して、新たな都市の魅力コンテンツの発掘を行い、街の魅力づくりにも寄与していく。
 生活者に新しい価値と豊かな暮らしを提供するブランドをキュレーションし、生活者の声を取り入れながら商品・サービスをアップデートしていく共創コミュニティを創出する。ブランドのニーズに合わせ、専門チームがSNSを中心としたデジタルマーケティングや空間デザイン、クリエイティブ制作を支援し、ブランドの想いやこだわりを発信していく。
 また、ブランドのコンセプトやターゲットに合わせ、SNSやWEBサイトに加え、深く顧客と交われるリアルの場を提供する。ポップアップや店舗では、デジタル上で発信するコンテンツとの親和性の高い空間デザインを提供するほか、サイネージやデジタル什器、ワークショップを通して、ブランドのストーリーを深く伝えていく。テストマーケティングの場としても活用できる。
 さらに、リアルイベントの販売スタッフや商品在庫管理までを三井不動産が担いブランドの出店負担を軽減する。またデジタルからリアルまでの顧客データを基にした商品開発や常設店舗への出店サポートなど、中長期的な支援メニューを拡充していく。

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