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ソフトバンクが愛知県と協定締結 スタートアップ支援拠点整備を本格化

2021.09.13 12:14

 ソフトバンク(東京都港区)は、愛知県が公募した、愛知県スタートアップ支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」の整備・運営事業者(代表企業)として採択された。これに伴い、愛知県と同社は、愛知県スタートアップ支援拠点整備等事業の基本協定を締結した。
 同社は、この事業の主体となる特別目的会社(SPC)として、「STATION Ai株式会社(ステーション・エーアイ)」を今月1日に設立した。STATION Aiの代表取締役社長兼CEOには、ソフトバンクの子会社で新規事業を手掛けるSBイノベンチャー(東京都港区)において、社内起業プログラムの設計・運用・審査や、各事業の成長支援を行ってきた佐橋宏隆氏が就任。
 同拠点は、敷地面積7332・11㎡、延床面積2万3098㎡、スタートアップ向けオフィス、パートナー企業(海外のスタートアップ支援機関・大学を含む)向けオフィス、テック・ラボ(試作品製作・評価施設)、カフェ・レストランなどの民間収益施設等を用途とする建物。設計・建設期間は10月~2024年9月を予定している。
 今後、同社およびSTATION Aiは、愛知県や協力企業と連携しながら、同拠点の開業とその後の事業運営に向けて取り組む。具体的には、同社とグループ各社が持つ5G(第5世代移動通信システム)やIoT、AI(人工知能)などの最先端のテクノロジーを施設の運営に生かすとともに、スタートアップ支援のノウハウや国内外の企業とのネットワークなどを活用することで、「ステーションAi」を機軸にグローバルなスタートアップ・エコシステムを構築していく。これにより、愛知県を中心としたグローバルなスタートアップ・コミュニティーを形成し、日本のみならず世界におけるイノベーション創出の中核的な拠点となることを目指す。

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