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日本ペイント・インダストリアルコーティングス　高濃度アルコールで瞬時にウイルス除去

2021.09.13 12:28

　日本ペイントホールディングス（東京都中央区）のグループ会社で、主に工業用塗料の製造、販売を手掛けている日本ペイント・インダストリアルコーティングス（東京都品川区）は、７月から抗ウイルス・抗菌スプレー「ＰＲＯＴＥＣＴＯＮ　バリアックスＴＭ　スプレー」を販売している。
　「ＰＲＯＴＥＣＴＯＮ　バリアックスＴＭ　スプレー」は、これまで日本ペイントグループが塗料開発で培った光触媒や同社独自の固定化技術等を駆使して開発された抗ウイルス・抗菌スプレー。医療施設やオフィスをはじめ、住空間、公共交通機関、教育機関等への使用に適しており、不特定多数が集まるあらゆるシーンで安全な空間づくりに活用できる。同スプレーは高濃度アルコールの配合により、表面に付着したウイルスや菌を瞬時に除去。と同時に、可視光応答形光触媒の採用により蛍光灯等の弱い室内光にも反応し、かつ金属イオンとのハイブリッド作用で暗い場所（環境）でも抗ウイルス・抗菌効果を発揮する。ちなみに同効果は１カ月以上持続。塗料技術で培った独自の固定化技術で、水拭き等の物理的負荷に対しても耐久性のあるコーティング膜を保持できる。
　営業本部の池田貴哉氏は「１本３５０ｍｌのスプレーボトルであれば３５００円（希望小売価格・税抜き）で提供しています。高濃度アルコールにより瞬時にウイルスを除去でき、長期にわたって抗ウイルス・抗菌効果が持続します。耐久性もあるので、清掃頻度の多い箇所に適しています。日本ペイントグループは、抗ウイルス・抗菌機能を備えたプロダクトブランド『ＰＲＯＴＥＣＴＯＮ』を昨年９月に立ち上げてから、業務用やＤＩＹ・家庭用等の抗ウイルス塗料を既に４製品発売してきました。今回で５製品目となりますが、今後の抗ウイルス・抗菌機能を高めたスプレーの提供に注力していきます」と語った。