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岡山市の賃貸ビル初「ZEB Ready」認証取得予定 オフィスビル「エネプレイス岡山」着工

2021.07.12 10:38

 エネルギアL&Bパートナーズ(広島市中区)は、岡山市北区桑田町で開発を進める「エネプレイス岡山」の新築工事が今月1日に着工したと発表した。同社初の賃貸オフィスビル開発として、2022年10月のオープンを目指す。
 同ビルは、敷地面積1094㎡、延床面積5645㎡、貸室総面積3282㎡、基準階貸室面積396㎡、鉄骨造、地上9階のオフィスビル。JR「岡山」駅から徒歩9分の好立地に加え、敷地内に計76台分の駐車スペースを設けるなど、中四国エリアの営業拠点として高い利便性を有している。
 オフィスフロアは基準階貸室面積が396㎡で無柱のオフィス空間とすることによりスペースの有効活用を可能とする。また、個別空調やグリッドシステム天井の採用によりフレキシブルなレイアウト変更ができるほか、高効率な空調機等の導入により高レベルな省エネを達成し、岡山市内の賃貸オフィスビルとして初となる「ZEB Ready」認証を取得する予定。また、最上階には各テナント企業で働く従業員が自由に利用することのできるリフレッシュルームを設ける予定。
 さらに新型コロナウイルス対策としてCO2濃度に応じた換気自動制御システムの導入、複層LOW―Eガラス窓の採用により高断熱を実現するなど働く人にクリーンで快適なオフィス環境を提供する。
 同社は、初の賃貸オフィスビル開発にあたり、同社オフィスビルブランドを「エネプレイス」と命名した。「ファーストプレイス(家庭)」、「セカンドプレイス(職場)」の言葉を基に、「セカンドプレイス」を超え、「サードプレイス」ともなる居心地のよい「場所」を提供するとともに、コロナ禍で「場所」を提供する意味が問われる中においても、今後とも働く人々のつながりが深まり、コミュニケーションが活発にとれる拠点オフィスの提供を目指していきたいとの想いが込められている。

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