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「中銀カプセルタワービル」のカプセル再活用プロジェクトが始動

2021.07.12 10:34

 黒川紀章氏の設計で1972年に竣工した「中銀カプセルタワービル」は、メタボリズム思想の建物として、見学者が絶えないビルとしても知られている。しかし今年3月に管理組合で敷地売却が決議され、解体が予定されている。
 2014年に保存派オーナーと住人を中心に結成された中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(東京都中央区)は2日、カプセルを取り外し、美術館等への寄贈や宿泊施設等で「再活用」するプロジェクトをスタートさせた。カプセルの改修・再生は、黒川紀章建築都市設計事務所(東京都千代田区)が協力し、建物記録のための書籍出版やカプセル改修のためのクラウドファンディングも実施。カプセルの一部は、美術館や博物館に寄贈する。

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