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東武鉄道 ペット共生型の賃貸マンションとサ高住を核とした複合ビル「岩槻駅前ビル」7月オープンへ

2021.06.29 12:34

 東武鉄道(東京都墨田区)は、東武アーバンパークライン「岩槻」駅前で開発中の複合施設「岩槻駅前ビル」を7月に開設すると発表した。
 同ビルは敷地面積2751㎡、延床面積7569㎡、地上11階建てで、賃貸マンション「ソライエアイル岩槻」、サービス付き高齢者向け住宅「ドーミー岩槻 Levi」、クリニックやコンビニエンスストアが一体となった複合施設。ペットとの共生がテーマになっている。
 「ソライエアイル岩槻」は、ペットとの共生をコンセプトとした若年層向けの賃貸マンション。床はペットの足腰への負担を考慮したクッションフロアになっているほか、リードフックや収納下にペットトイレなどを設置するための空間を設けている。
 高齢者向け住宅「ドーミー岩槻Levi」もペット共生型。首都圏を中心に高齢者向け住宅「ドーミーシニア」シリーズを9拠点展開する共立メンテナンス(東京都千代田区)が運営する。シリーズ初のペット共生住宅として、専門の資格を有するスタッフがペットの世話をするなど、入居者とペットが生涯安心して暮らすことができる環境を整えている。
 今回のプロジェクトは、高齢化が進行しているさいたま市岩槻区の地域課題を受け、急行停車駅の駅前という立地を生かし、若年層向けの賃貸マンションを開設。若年層を呼び込むとともに、合わせてサービス付き高齢者向け住宅を開設するもので、多世代が暮らしやすい街を目指す。
 共用部には、両物件ともペット共生住宅であるため、散歩のあとに体や足を洗うことが出来る洗い場を設けている。また、屋上にはドッグランや庭園を設けるなど、ペットとの共生を通して多世代の交流を促進する。
 建物1階には、コンビニエンスストア「ファミリマート」と調剤薬局が入居する予定。また2~3階には眼科クリニック、3階には内科クリニックが入居を予定している。

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