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サッポロ不動産開発のコンパクトオフィス第3弾「Sreed EBISU+t」着工

2021.06.21 14:06

 サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)が、コンパクトサイズのオフィスビル「Sreed EBISU+t」の新築工事に着工した。同社が「Sreed」シリーズとして展開するオフィスの第3弾で、2022年6月のオープンを予定している。
 「Sreed」は同社が新たな時代に即した形を提案するオフィスシリーズ。第3弾の「Sreed EBISU+t」の建設地は渋谷区恵比寿西1丁目。「恵比寿」駅から徒歩2分、「代官山」駅から徒歩5分の駒沢通り沿い。クリエイティブな感性を刺激する、恵比寿と代官山をつなぐエリアに位置している。
 建物は敷地面積103㎡、建築面積80㎡、延床面積562㎡、S造(一部木造)地上9階建ての予定。様々なスタイルのテラスをすべてのフロアに設置し、都心にいながら自然や開放感を感じられるほか、入居テナント同士のコミュニケーション空間としても活用できるよう設計されている。鉄骨とあたたかみのある木材を組み合わせたデザイン性の高い空間づくりにもこだわり、住まいのような安心感や心地よさを感じられるオフィス空間で、「Well-being」な働き方を実現できる。
 また、家具付きセットアップオフィス形式を採用していることで、スピーディーに事業を開始できることや移転等による入退去の負担も軽減でき、トライアルな場として、企業のステップアップを応援するフレキシブルなオフィスを目指す。さらに、「無人コンビニ」やクラウド型入退出管理による「顔認証セキュリティ」等、最新のIoT設備を多彩に導入しており、ニューノーマル時代のオフィスニーズの高まりにも応える。
 構造も特徴的だ。鉄骨造の柱梁フレームの中に木材の耐震方杖架構を挿入。再生可能な循環資源である木材を大規模な建築物等に採用した先導的な事例として、国土交通省のサステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択されている。環境にやさしいサステナブルな働き方も叶えることができる。

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