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三菱地所レジデンスの「Reビル事業」初の宿泊施設「UNRLAN Fukuoka」オープン

2021.06.14 16:07

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)がオフィスビル「ザ・パークレックス 大濠公園」を宿泊施設にリノベーションし、FIKA(東京都新宿区)が運営するホステル「UNPLAN Fukuoka」として開業した。
 三菱地所レジデンスは、築年数の経過した中小ビルを再生して賃貸する「Reビル事業(既存ストックリノベーション賃貸事業)」に取り組んでいる。今回開業を迎えたホステル「UNPLAN Fukuoka」は、福岡市地下鉄空港線「大濠公園」駅より徒歩1分、RC造地上5階、延床面積1667㎡のもとオフィスビル。オーナーであるブルーミング中西(東京都中央区)の所有物件を、三菱地所レジデンスが賃借してリノベーションしFIKAに転貸。ホステルとして生まれ変わった。
 建物の1階には、ホステルのフロントのほかFIKAが手がけるカフェ「Gather by UNPLAN」が併設され、ブルーミング中西が運営するハンカチーフ専門店「CLASSICS the Small Luxury」もリニューアルオープンした。2~5階の宿泊施設は1607㎡。ベッドが並ぶ「ドミトリー」が62床、カーテンで仕切られた半個室の「シングルPOD」が72床、個室15室を備え、幅広いニーズに対応する。
 三菱地所レジデンスは「Reビル事業」を2014年5月より展開。オフィスや住宅などに生まれ変わらせた39物件が稼働しているが、今回は初の宿泊施設へのコンバージョン物件となった。今後も「Reビル事業」で「既存ストックの有効活用」という社会的要請に応え、建物の再生に力を入れていく方針だ。

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