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東計電算の自動検針アプリ「AiRe」毎月の検針及び請求業務が簡略化

2021.06.14 16:15

 東計電算(川崎市中原区)は、属人的になりがちなメーターの検針業務を高精度AIにより支援する自動検針アプリ「AiRe」を提供している。毎月の検針及び請求業務が簡略化できるとあって、管理会社や設備機器のメンテナンス会社から好評を得ている。
 「AiRe」は、非常に高精度な人工知能(AI)を活用した自動検針のアプリケーション。円型や矩形型等のメーターの数値をスマホで撮影すると、AIが数値を読み取り基幹システムと自動連携。詳細情報として細かく把握でき、検針から請求までを一元管理できるスマホアプリ型の検針システムである。使用方法は至ってシンプルで、最初に計測するメーターの種類を選択。選択した後に各種メーターを撮影するだけ。AI搭載なので数値のデータ化は早く、誤検針や労働作業の簡略化・効率化も実現。請求書の作成にも活用でき、検針スタッフにおけるスキル格差の解消も可能となった。また検針端末を使用する必要もなく、自身のスマートフォンで対応できる点も好まれている。
 設備管理システム営業部の大村紘規氏は「ここ1、2年で開始したサービスですが、急速に普及しております。主なユーザーは、ビル管理会社やマンション管理会社の検針スタッフ等で、設備管理業務も引き受けるビルメンテナンス会社や自身で不動産の管理も行うオーナーから問い合わせを受けることも増えています。『分かりやすさ』や検針作業における『スタッフ教育』の手間も省けたと思われます」と語る。
 実際、建物であれば必ず計器類(メーター)を備え付けている。そのため、戸建て住宅やアパート・マンションをはじめ、テナントビル、ホテル、物流施設や倉庫等にも活かせることが特長だ。水道メーターの検針にも活用できるため、柔軟性は高い。大村氏は「『AiRe』は従量課金制で、月額利用料(固定費)の他に、撮影した写真の枚数によって金額が生じます。使用料金も一定額で抑えることが可能です。また当社提供の製品やサービスとも連携ができ、ビルメンナンス業界向け『Billy』や不動産業界向け『J―Rent』、『J―One NEO』などとの連携が始まっています」と語る。

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