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「GLP野洲」竣工 家庭雑貨商社の専用施設として稼働へ

2021.04.12 11:09

 日本GLP(東京都港区)は6日、滋賀県野洲市で開発していた物流施設「GLP野洲」の竣工式を行った。
 「GLP野洲」は同社が滋賀県で開発した初めての物件で、敷地面積9917㎡、延床面積2万350㎡、耐震鉄骨造、地上4階建て。家庭用品・生活雑貨の専門商社であるクラスアップ(滋賀県栗東市)の専用施設として稼働する。
 50年以上にわたって家庭用品やインテリアなどの生活雑貨に特化して活動してきたクラスアップは、現在利用している複数の物流拠点を同施設に集約。物流オペレーションの効率化を図るとともに、昨今のEC需要の高まりによる業容拡大に対応する。GLPはこれまでの開発実績を生かし、クラスアップにとって初となるBTS施設プランの計画およびマテハンの導入などをサポートし、新たな物流拠点の開設を後押しした。
 施設の特徴としては、1階では内柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造としたハイブリッド工法を採用。ブレースのない空間にすることで、搬入出業務の効率性を向上させた。2~4階についてもブレースを建物外周部に配置することで、将来設置するマテハン機器等に関するレイアウトの自由度を確保している。
 また、同施設は国道8号線に近接し名神高速道路「栗東IC」から約8km、「竜王IC」から約7・6kmと京滋エリア・名阪エリアへのアクセスに優れている。2023年度には新名神高速道路の全線開業が予定されていることから、2大都市圏への広域配送の拠点として更なる利便性向上が見込まれている。

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