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電気ビルが長崎市内で初のオフィスビル開発

2021.04.05 10:44

 九州電力グループの電気ビル(福岡市中央区)は3月30日、長崎市内でオフィスビル新築工事「(仮称)長崎御船蔵プロジェクト」に着手した。電気ビルが長崎市で初めて手掛ける企業向けオフィスビル事業で、1922㎡の敷地に鉄骨造地上7階、延べ面積8615㎡のビルを開発し、2022年6月の竣工を予定している。
 計画地はJR「長崎」駅から徒歩圏内で、周辺では2022年秋に開業する九州新幹線西九州ルート、2021年11月に開業するMICE施設「出島メッセ長崎」などの再開発が進んでいる。同ビルは安心・安全、快適性および長崎らしさを兼ね備えた建物として、長崎県内企業はもちろん県外企業も誘致し市の発展に寄与する。
 「九電グループ経営ビジョン2030」では戦略の柱の1つに「持続可能なコミュニティの共創」を掲げ、新事業やサービスにる電気事業以外での収益拡大を目指している。この事業もその一環として不動産事業の強化につなげ、地域・社会の発展にも貢献していく考えだ。

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