週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

東武鉄道 郊外型サテライトオフィス2施設を新設 駅近接、野村不動産の「H1T」と連携も

2021.03.15 10:56

 東武鉄道(東京都墨田区)は15日、職住近接を実現する郊外型サテライトオフィス「Solaie+Work(ソライエプラスワーク)鎌ケ谷」を開設した。また今月31日には「ソライエプラスワーク坂戸」を開設する。
 「ソライエプラスワーク鎌ケ谷」は東武アーバンパークライン「鎌ケ谷」駅直結のビル内。48㎡の施設に完全個室4席、ブース席3席の7席を用意。4名用の会議室も1室備える。
 「ソライエプラスワーク坂戸」は東武東上線「坂戸」駅南口徒歩1分。51㎡の施設内に完全個室5席、オープン席4席の計9席を用意した。
 開設される施設には、Web会議等にも対応する個室型スマートワークブース「WORK POD」も導入。顧客からの要望が高いため、既存の施設にも「WORK POD」を導入した。
 またソライエプラスワーク会員は、野村不動産(東京都新宿区)が都心部で展開するサテライト型シェアオフィス「H1T(エイチワンティー)」計51施設の利用が可能。都心および郊外の施設を利用できる環境を整え、多様なニーズに対応する。
 東武鉄道では沿線に職住近接の環境を整えることで、より暮らしやすい街づくりを推進している。昨年6月30日には、東武スカイツリーライン「獨協大学前」駅徒歩2分と、東上線「ふじみ野」駅直結の「ソライエプラスワーク」を開設しており、今回の新設で4施設となる。テレワークが浸透する中、郊外型サテライトオフィスによって自宅近くで作業ができるようにすることで顧客の利便性向上を目指す考えだ。今後もサテライトオフィスの展開を強化し、ネットワークの拡大とサービスの拡充を図るとしている。

PAGE TOPへ