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「プロロジス・フレックススペース」提供開始 1週間・140坪・翌日から利用可能な物流空間

2021.03.08 14:01

 物流施設を利用する企業にとって、繁忙期に短期で賃借できるスペースの確保は重要課題の一つ。しかし物流施設は一般的に年単位、千坪単位で賃貸借されるため、一時的な増床をフレキシブルに行うことは困難とされてきた。この課題に対し、プロロジス(東京都千代田区)が1日から新サービスを開始した。
 同社は運営中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク千葉1」内で、最短1週間から小スペースの賃貸が可能な「プロロジス・フレックススペース」をスタートした。同サービスは賃貸借期間が1週間から3カ月間の1日単位、143坪から貸床を提供する。敷金、水光熱費、原状回復費用、清掃費用などの諸費用を入居企業に課さず、契約プロセスを簡略化して最速で翌日から利用できる。
 「プロロジスパーク千葉1」の「フレックススペース」は1300坪。これを4区画に分割し、区画ごとに専用のトラックバースを利用できるようにした。また、利用企業は厨房を併設したカフェテリアや貸会議室、ワークスペース、コンビニエンスストアなどの共用施設も利用できる。
 セキュリティ面では専用のカードで入退場を管理するほか、ALSOKが提供する防犯カメラを区画ごとに複数台設置する。付加的なサービスとして、同施設内にオフィスを構える人材派遣会社・ライクワークス(東京都渋谷区)が1日単位で人材派遣や庫内作業を請け負う。加えて、物流受託事業のウィルポート(東京都中央区)がラストワンマイルの配送業務などを提供し、利用企業の物流業務をサポートする。
 「プロロジスパーク千葉1」は、2019年9月に竣工した地上5階建て、延床面積約14万7000㎡のマルチテナント型物流施設。東関東自動車道「千葉北IC」から約3km、京葉道路「穴川IC」からも約4kmと物流適地に立地する先端的施設。
 なお「プロロジスパーク千葉1」での「プロロジス・フレックススペース」の提供は11月末までの予定だが、今後は他施設での展開も検討する。

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