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スケルトン渡しの”オーダーメイドビル”「AUSPICE表参道」オープン

2021.02.08 11:48

 アスコット(東京都渋谷区)が東京都港区南青山で開発を進めていたオフィスと店舗の複合施設「AUSPICE(オースピス)表参道」が今月1日にオープンした。
 立地は東京メトロ銀座線「表参道」駅から徒歩7分。青山通りの賑わいが感じられつつも、落ち着いた雰囲気のエリア。施設は延床面積861㎡、鉄骨造地上5階建て。
 同施設は入居者が自由にカスタマイズできる「オーダーメイドビルディング」。自由度の高いスペースに、南と東の二面に大型開口を設けて明るさと通気性を確保、入居者が思い思いのオリジナル空間を創出できるよう素地を整えている。
 1~2階はショールーム機能を備えたショップ利用を想定したスケルトン空間。ワンフロア182~191㎡の広々とした空間に天井高約3・8mで開放感を演出。大型窓で視認性が高いため、デザインやイメージで顧客に訴求するブランドの発信拠点として好適という。
 3~5階はオフィス利用や会員制サービス業に最適なフロア。ワンフロア117~169㎡で、天井高は約3・3mを確保。南面と東面にはテラスを配し、スモールオフィスや会員制のサービス店舗利用を想定。壁仕上げと化粧室が設置されている。
 外観は表参道で外に向かって輝くファサードが、訪れる人を明るく迎え入れる。エントランスまわりの植栽が彩りを添え、この街の心地よさと共鳴して憩いの場所となることを表現した。
 エントランスは天井の高いスクエアな空間。外観と呼応するランダムなモザイクタイルとミラーガラスで、煌めきと奥行きのあるお迎えスペースとなっている。
 コンセプトは「暮らすように働ける、表参道の隠れ家オフィス」。同施設には、人と人はもちろん、人と街、人と空気が互いによく響き合い、その中で自分らしさを表現したり、クリエイティブな思考が巡る空間を作りたい、という想いが込められている。

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