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丸紅と地所レジが中国で大規模開発

2021.01.25 15:00

 丸紅(東京都中央区)と三菱地所レジデンス(東京都千代田区)は15日、中国吉林省の不動産デベロッパー・吉林省偉峰実業(長春市)と共同出資して設立した開発会社を通じて、吉林省長春市において住宅を主体とした複合開発事業である「偉峰東域2期」プロジェクト、および「偉峰初暁」プロジェクトを実施すると発表した。
 この2つのプロジェクトは、長春市における日系企業初の不動産開発案件として、2012年より丸紅、三菱地所レジデンス、偉峰が実施してきた総戸数1104戸の第1プロジェクト「偉峰東域」、2016年より実施してきた936戸の第2プロジェクト「偉峰東域」に続く、第3、第4のプロジェクトであり、これまでの取組みを発展・拡大するもの。
 「偉峰東域」に隣接する「偉峰東域2期(第3)」プロジェクトは、敷地面積約25万2000㎡、建物面積約30万5000㎡、住宅約1400戸と商業約130区画からなる。閑静な住宅街として評価の高い浄月区に位置し、「偉峰東域」の継続プロジェクトとして買い替え層を中心に期待が集まっている。2021年3月の着工、2024年9月の竣工を予定している。
 「偉峰初暁(第4)」プロジェクトは、敷地面積約12万4000㎡、建物面積約23万㎡、住宅約2100戸と商業約50区画。長春国際空港へのアクセスに優れた二道区に位置し、今後エリアの発展・開発が見込まれており、一次取得者層による需要が期待されている。こちらは2020年10月着工済みで、2024年12月の竣工を予定している。
 丸紅と三菱地所レジデンスは、「日本国内・中国・アセアン各国での不動産開発実績を有する丸紅、三菱地所レジデンスと、中国吉林省を代表する不動産デベロッパーである偉峰が連携することで、日本のノウハウを提供しながら、中国の文化・生活習慣に根ざした良質な住宅を供給する」としている。両社はこれらのプロジェクトを通じ、中国における不動産開発事業をさらに成長・拡大させていく構えだ。

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