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サンフロンティア 築35年のオフィスビルを「リプランニング」

2021.01.25 15:20

 サンフロンティア不動産(東京都千代田区)は、既存の不動産物件を再生させた「リプランニング物件」の「THE WAVES AKIHABARA(ウェイブス秋葉原)」1階のリニューアルが完了し、今月20日より入居テナントの募集を開始したと発表した。
 「ウェイブス秋葉原」は1985年3月竣工のオフィスビル。土地面積422㎡、建物面積2304㎡、鉄骨造、地上9階で、東京都千代田区東神田に立地。今月リノベーションを完了した。
 リニューアルされた1階は、元は窓のない閉鎖的な駐車場。これを「心地よい自然の風が通り抜ける社員の快適性と健康を追求したオフィス」へと生まれ変わらせた。
 開口部を2カ所設け自然の風の通り道をつくるとともに、室内の空気を1時間に2回入れ替える換気設備とフィルターにより、新鮮な空気を循環するシステムを導入した。また「暮らしに近いワークスタイル」として、伝統的な日本家屋からヒントを得た土間を設置。靴を脱いであがるオフィス、食事を手作りできるキッチン、一息つける縁側、リードフックと足洗い場を設けペットと一緒に働ける工夫など、随所に「オフィスと住居」の機能を取り入れた。サンフロンティアでは「Ecology(自然共生)&Healthy Life(健康志向)」をテーマに、ニューノーマル時代の「日本らしいオフィス」を提供するとしている。
 既に募集を開始している基準階も、「日本らしさを感じられるdesign」をテーマにしたオフィス空間を提供している。縁側をモチーフとしたベンチ、掘りごたつ式の集中ブース、仕切りを設けない大広間をイメージした執務エリア、サイズが可変する会議室など、将来的なオフィスの使い方の変化にも対応。壁にそのままメモできる「ブラックボード」やコーヒー豆を再利用した消臭効果のある壁材を使用するなど、デザイン性と機能性を兼ね備えた工夫も凝らした。
 新たに屋上ガーデンも設置。オープンエアの心地よさを感じながら、テナント同士の交流も活性化する憩いの場を創出した。
 サンフロンティアでは、オフィスビルの再生事業で培ってきたノウハウを最大限に活かし、未来のオフィス、新しい働き方のご提案に向け、リプランニング事業を更に進化させていくとしている。

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