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「本町サンケイビル」8月末オープンへ 非接触と換気を重視 withコロナに対応した新機能を導入

2021.01.25 15:29

 サンケイビル(東京都千代田区)は18日、大阪市で建築中の「本町サンケイビル」について、予定通り2021年8月末に竣工させると発表した。
 同ビルは「Good Work,Good Health!」をコンセプトとして2019年11月より建築しているもの。サンケイビルが手掛ける中規模オフィスビルシリーズ「S-GATE」で培ったノウハウをもとに、「withコロナ」の社会にも対応した新しいオフィスビルづくりにチャレンジするという。
 開発地は大阪メトロ御堂筋線、中央線、四つ橋線「本町」駅徒歩1分。S造・SRC造地上21階、敷地面積2455㎡、建築面積1562㎡、延床面積2万9698㎡。建物用途は、事務所、店舗および駐車場となる。
 最大の特色は、「非接触」と「換気」を重視し、新たな機能を導入した点にある。「非接触」については、エレベーターにタッチレスボタンを採用し、ボタンに触れることなく手をかざすだけで呼出しが可能。行先階を事前登録したセキュリティカードをカードリーダーにかざすことで行先階ボタンが自動点灯する。各貸室には入居テナント専用の自動扉が最低一カ所設置されており、フロアに到着後は扉が自動で開く仕組み。建物への入館から入室までの一連の動線がすべて非接触化されている。
 一方の「換気」については、外気の取り込みに加えて開放感を演出する大型スライドドアをエントランスロビーに採用。エレベーター内には、イオン発生機と空気循環を行う排気ファンを設置する。貸室内には空気を1時間に2回入れ替える機械換気システムを導入。加えて、1フロアに16カ所の自然給気スリットを設ける。
 また、入居者専用の屋上テラスにデスクを設置し、ワークスペースとして利用できる。直射日光を遮るサンシェードを設置し、快適に過ごせるスペースを提供。フリーWi-Fi、電源コンセントを各デスクに設けることで、多様化する働き方をサポートする。

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