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関電不動産開発が米国で初の分譲事業に参画 オフィスと立駐をコンドミニアムに増築・改装

2021.01.18 12:09

 関電不動産開発(大阪市北区)が、同社にとって初の米国における分譲コンドミニアム開発事業に参画する。
 関電不動産開発は米国現地法人のKanden Realty&Development America(KRDA)を通じて、南カリフォルニアに強固な基盤を持つAdept Development(アメリカ・パサデナ市)が、ロサンゼルス郡グレンデール市で行う開発事業「520Project」に参画する。
 同プロジェクトは、カリフォルニア州ロサンゼルス郡グレンデール市にある既存のオフィスビルと立体駐車場にそれぞれリノベーション・増築を行い、分譲コンドミニアムとして販売を行う事業。計画地はロサンゼルスの近郊に位置し、主要幹線道路の整備とエンターテイメント産業の集積を経て1970年代以降に大きな発展を遂げたグレンデール市の中心部にある。計画地周辺にはショッピングモールや病院、学校もあり、利便性の高いエリアでの開発となる。
 開発されるのは「Tower520N.Central」と「Tower521N.Orange」の2棟。合計で敷地面積5044㎡、延床面積2万2661㎡、専有面積1万2384㎡のプロジェクトとなる。
 「Tower520N.Central」は地上8階の既存オフィスビルを分譲コンドミニアムへリノベーションして販売する。竣工は3月を予定している。
 「Tower521N.Orange」は地上4階の立体駐車場を9階まで増築し、分譲コンドミニアムにリノベーションして販売する。竣工は2022年2月を予定している。
 プロジェクトを主導するAdept Developmentは、不動産開発マネジメントから設計・建築までを一貫して行うことで、高品質な不動産開発を実現する体制を構築しており、同プロジェクトが位置する南カリフォルニアにおいても数多くの住宅開発や複合開発、オフィスからコンドミニアムへのリノベーション事業等の実績を有している。さらには、地域住民や行政との対話を重視することで、地域に根差した信頼の厚い企業体としての地位を確立している。

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