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沖縄県最大・初のマルチテナント型物流施設が着工「DPL沖縄豊見城」「DPL沖縄豊見城Ⅱ」

2021.01.18 12:15

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、沖縄県豊見城市において沖縄県初のマルチテナント型物流施設「DPL沖縄豊見城」ならびに「DPL沖縄豊見城2.」を開発すると発表した。「DPL沖縄豊見城」は2月1日に、「DPL沖縄豊見城2.」は4月1日にそれぞれ着工する。
 両物件が立地する沖縄県は、日本を含むアジア主要都市をカバーする利便性の高い位置にある。24時間の通関や深夜の離発着が可能な沖縄那覇空港から約5km、浦添ふ頭から11kmと空運・海運からのアクセスに優れている。また、居住者が増加傾向にある沖縄県豊見城市での開発であり、労働力確保にも適している。
 「DPL沖縄豊見城」ならびに「DPL沖縄豊見城2.」は完成すれば、沖縄県初のマルチテナント型物流施設となる。「DPL沖縄豊見城」は敷地面積2万9762㎡、延床面積3万9970㎡、鉄骨造の地上2階。竣工は2022年3月14日を予定している。
 「DPL沖縄豊見城2.」はテナント企業の従業員が仕事と子育てを両立できるよう、保育所を施設内に完備。敷地面積5万3273㎡、延床面積8万3201㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造ならびに鉄骨造の地上3階。竣工は2022年8月31日を予定している。
 2施設の合計延床面積は約12万3000㎡で、これは「沖縄コンベンションセンター」約6個分に当たる。いずれも貸床面積は7000㎡から入居可能で、「DPL沖縄豊見城」4社、「DPL沖縄豊見城2.」9社の2施設合計最大13社のテナント企業が入居できる。
 いずれも、冷凍、冷蔵、定温(15~20度)、常温の4温度帯に対応しており、これにより低温加工食品のコールドチェーンで求められる品質・衛生管理も可能になる。

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