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コワーキングスペース「point O marunouchi」国内初のWELL認証ゴールドランク

2021.01.12 11:35

 ダイキン工業(大阪市北区)が出資するpoint0(東京都千代田区)は、東京・丸の内にて運営するコワーキングスペース「point 0 marunouchi」がWELL認証のゴールドランクを取得したと発表した。WELL認証の取得は、日本のコワーキングスペースとしては初のことである。
 WELL認証とは、空間のデザイン・構築・運用に「人間の健康」という視点を加え、より良い住環境の創造を目指したオフィス空間の評価システムである。認証にはプラチナ、ゴールド、シルバーの3種類があり、総合得点によってランク付けされる。米国の公益企業IWBIにより2014年にスタートしたもので、2018年には評価項目や基準が見直されたバージョン2がリリースされた。このバージョン2は「空気」、「水」、「食物」、「光」、「運動」など10のコンセプトによって評価される。
 「point 0 marunouchi」は2019年7月に開設し、昨年3月にWELL認証の予備認証を取得。現地審査を経て今回の本認証取得に至った。空気や空間の面においては各エリアや個室の換気量が認証基準を満たすように設計段階からのレイアウトの配置や、高性能の空気フィルターを増設するなど、空調換気システムを強化。良質な空気を維持している。オフィス家具では、人間工学に配慮した調整機構を備えるオフィスチェアや、電動上下昇降機構を備えるオフィスデスクにより、働くための適切な姿勢と座りすぎを防ぐ働き方を実現。照明では、シミュレーションツールを活用しながら認証基準を満たすような器具選定と照明計画を実施し、グレア(光で生まれる不快感、まぶしさ)を防ぎながらサーカディアンリズム(概日リズム)に配慮することで、健康で快適な照明空間を実現している。施設を運営するpoint0にはダイキン工業のほかオカムラ(横浜市西区)やパナソニックライフソリューションズ社(東京都港区)も出資しており、各社がそれぞれの専門分野での知恵を出し合った結果が評価され、今回のWELL認証ゴールドランク取得につながったとしている。

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