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製造・流通各社で進む大型物流施設の開発 サンゲツ「関西ロジスティクスセンターオープン

2021.01.12 11:52

無人搬送ロボット「GTP」を導入した最新施設に
 サンゲツ(名古屋市西区)は5日、物流業務の「自動化・省人化」をコンセプトとした「関西ロジスティクスセンター」を大阪市淀川区に新設した。
 同社は、全国で一日に平均約6万点の出荷を行うロジスティクス部門におけるサービス機能の強化を進めてきたが、同センターのオープンにより西日本エリア全体のさらなる物流体制の強化を図る。
 同センターでは、同社初となる無人搬送ロボット「GTP(Goods To Person)」を導入。在庫棚を出荷作業場所まで自動搬送することが可能となったほか、自動で商品を運ぶ無人搬送車「AGV(Automatic Guided Vehicle)」などの新設備を導入し、徹底した自動化・省人化を実現した。
 同センターは延床面積4万3880㎡。壁装材や床材、ファブリックなどの商品約1万2000点を在庫。関西エリア(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県)のみならず、各ロジスティクスセンター向けの供給用商品の西日本在庫拠点としての役割を果たす。
 サンゲツは今後、物流業界全体を取り巻く課題を踏まえ、2020年5月に策定した中期経営計画のもと、自社配送体制の拡充と高度化を進めるとともに、RPAの導入などDXを推進することでデータを活用した業務改革にも取り組んでいく考えだ。

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