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ビーロット・アセットマネジメント 私募リート第1号を運用開始 将来的にはヘルスケア施設などの組み込みも

2021.01.12 11:58

2023年500億円超で上場目指す
 Jリートへの上場を目指す私募リートが昨年11月に組成された。手掛けたのはビーロット。アセットはオフィス、レジデンス中心としながらも多彩な物件を組み込み、立地エリアも分散させる。加えて、不動産再生の知見を生かしていく構えだ。

 不動産金融コンサルティング事業を行うビーロット(東京都港区)は昨年11月、「ビーロットリート投資法人」が資産規模130億円超の私募リートを組成、運用を開始したと発表した。運用はビーロット・アセットマネジメント(東京都港区)が行う。
 ビーロットでは昨年5月にLCパートナーズ並びにメディカルアセット投資法人を連結子会社化。LCパートナーズをビーロット・アセットマネジメント、メディカルアセット投資法人をビーロットリート投資法人として、組成準備を進めてきた。今回、第1号物件として大阪府吹田市にある「ビーロット江坂ビル」を組み込んだ。最終的には2023年に資産規模500億円超としたうえで上場を目指す。
 ビーロット・アセットマネジメント代表取締役社長の外川太郎氏は上場までの計画として「2021年より年間150億円程度組み入れ物件の確保を目指していきます」と話す。想定するアセットとしてはオフィスビルやレジデンス等を中心にするが、将来的には1~2割程度ヘルスケアやリゾート施設などの組み込みも目指す。立地も分散させることを検討しており、「首都圏・中部圏・近畿圏で6割前後、北海道・九州で3割前後、その他の主要都市で1割前後」とした。
 コロナ禍のなかでの組成となったわけだが、出資者の募集では一定の影響を受けた。それでも国内の企業複数社が手を挙げて組成となった。
 出資者である企業との協業についても順次行っていく。組成発表と同日に施設警備などを行う共栄セキュリティーサービス(東京都千代田区)とは業務提携を発表。加えて、昨年12月には日本リビング保証(東京都新宿区)との業務提携も結んだ。外川氏は「相互にノウハウを活用しながらシナジーを起こせる場合には、今後も積極的に提携していきたい」と意欲を示す。
 ビーロットでは豊富な不動産再生のノウハウを有しており、今回組み込んだ「ビーロット江坂ビル」でもLED化改修やビルメンテナンス費用などの各種コストダウン、また修繕費用等の適正化などを実施している。今後組み込んでいく物件についても、これらの知見を生かしていく。


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