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オリックス 足場レンタルの杉孝に出資

2020.12.21 11:01

 オリックス(東京都港区)は14日、足場・仮設機材レンタル大手の杉孝グループホールディングス(横浜市神奈川区)の発行済み株式の過半数取得を発表した。
 杉孝グループホールディングスは、1953年に創業した杉孝(横浜市神奈川区)を中核とする持ち株会社。足場・仮設機材のレンタル事業を中心に、足場設計の図面制作や工事現場における安全指導コンサルティングなどを展開し、足場・仮設機材レンタル売上高において業界第二位のシェア。石油プラントや橋梁などの補修・メンテナンス工事向けにも実績を有し、近年は都心部の高層ビルや再開発現場向けにも展開している。
 杉孝はBIMを活用した足場図面のデジタル化やVR技術を用いたバーチャル点検など、ICT技術を用いた先進的な取り組みを積極的に導入。国土交通省が推し進める「i-Construction」にも貢献している。また安全性と組み立てやすさに優れた次世代足場を大手足場メーカーと共同開発。労働災害と作業負担の軽減が期待されている。
 オリックスは杉孝が推進するデジタル投資や次世代足場の導入などを評価し更なる成長を支援する考え。今後も同様に差別化された商品・サービスを持つ企業に対して、積極的に投資を行っていく方針だ。

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