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大規模ビル賃料・空室率悪化続く 三幸エステート調査

2020.12.21 11:27

 三幸エステート(東京都中央区)では2020年11月度の東京都心5区ならびに全国6大都市の大規模ビルのマーケットデータをまとめ、「オフィスマーケット2020年12月号」として17日に公表した。
 東京都心5区の大規模ビルでは空室率、募集賃料ともに悪化。都心5区全体で空室率1・32%(前月比0・18ポイント上昇)、募集賃料は坪あたり3万264円(前月比坪あたり452円減少)となった。募集賃料は7カ月連続の低下、空室率は4カ月連続の上昇となった。チーフアナリストの今関豊和氏は「新型コロナの影響によるオフィス縮小の動きはIT系やベンチャー企業を中心に先行していたが、今後は幅広い業種でコロナ後を見据えたオフィス再編の動きが広がると見られる。テレワークやペーパーレスの導入を前提にオフィスを統合、縮小するケースが多く、空室率の押し上げ要因となる」とみている。

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