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営業マンの業務改善ツール「cyzen」 不動産登記情報取得機能を追加

2020.12.07 15:37

国内外1300社超が利用 コロナ禍でニーズ拡大
 働き方改革やコロナ禍を経て、DXによる業務効率化が進む。そのなかで不動産業界を含めた各業界で、営業マン向けの業務効率化ツールとしてシェアを伸ばしているのが「cyzen(サイゼン)」だ。
 このサービスはレッドフォックス(東京都千代田区)が展開しているアプリ。2011年に展開を始めた「GPS punch」という位置情報付きの出退勤ツールが前身となり、15年に現在の「cyzen」に名称を変更した。スマートフォンやタブレットをベースとしたアプリで、写真なども添付できる業務報告やチャット機能、また位置情報をもとにした顧客の検索など多彩な機能を有する。管理職向けには、各スタッフの業務管理をリアルタイムでできる。
 豊富な機能もさることながら、各社の実情に合わせた柔軟な運用や利用開始後のアフターフォローも支持を受けている。代表取締役の別所宏恭氏は「基本機能は変わりませんが、企業によって使いやすい仕様やフォーマットなどは異なります。それらに合わせたカスタマイズや、『cyzen』をベースにしてDXコンサルティングなども行っています」と話す。
 今回新たに開発したのが不動産登記情報取得機能。スマホアプリを用いて数タップでの土地・建物の登記情報取得を可能にした。
 これまで現場の営業マンが良い土地・建物を見つけ、地番を確認し、営業事務に登記取得を依頼し…と数時間~数日かかっていた作業を30秒程度で完了させることに成功。不動産における用地取得業務や金融における担保評価業務等において大幅な業務効率化・生産性向上を支援する。
 別所氏は「今後も様々なニーズがでてくることが予想されるので、柔軟に対応してアップデートしていきたい」と言う。今回の新サービス導入によって不動産業界にとってより使いやすいツールとなりそうだ。

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