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エナジーセーブ LED照明など省エネ機器のレンタルサービスを展開

2020.11.09 14:52

 エナジーセーブ(東京都港区)は、省エネ機器のレンタルサービス「グリーンレントサービス」を展開しており、特にLED照明や管球のレンタルサービスを強みとする。
 同社のグリーンレントサービスは、初期投資ゼロで「何時でも」「何処からでも」導入できるレンタルサービス。そもそも照明等の省エネ対策はコスト削減を意図することが多いが、その一方で、削減効果の何倍かの費用を事前に準備する必要があり、その初期投資が導入の障壁となっている。また従来のLEDレンタルの場合、「期間7年」や「最低5年」等の長期契約及び縛り前提のケースが多く、実質「割賦販売」である。これでは不動産賃貸借契約期間が2年単位であるオフィスビルや、2~3年後に建替え予定のビルには適さない仕組みである。
 それらの課題を改善したグリーンレントサービスは、最低1カ月からの短期契約に対応可能なこと、全製品に動産総合保険を付保していること、収支がプラスになるものだけ選んで契約できること、等が特長である。 「事前の収支確認」では、現在の使用状況等を提示すれば、契約前に削減効果が明示される。 
 LED照明は1本ごとにバーコードを貼り付けており、これにより残寿命・残価(帳簿上のバリュー)・残債(運営側としての調達管理)の情報を単品ごとに管理することでLEDの寿命を使い切ることが可能となり、廉価レンタルが実現している。
 代表取締役の桝田雄三氏は「蛍光灯・水銀灯からLED照明に切り替えると、電力料金負担が軽減し、照度の向上で執務環境が改善し、消耗品費もゼロになります。 初期費用負担ゼロでこのLED化が実現し、デメリットもなし、導入して損はありません」と指摘する。
 過去に同サービスを利用してビルのLED化がスムーズに進んだケースの一例だが、東京都中央区に立地するオフィスビルで、規模は地上8階地下2階・延床面積は約2万7000㎡の大型ビル。3年後に建替える予定であったころから、照明はLEDに切り替えることも出来ず全て旧型の蛍光灯のままであった。このため不点灯も続発しており執務にも影響が出ていた。そこで同社のグリーンレントサービスに依頼。直管40W型を2095本、直管20W型を56本が導入され、不点灯もなく明るくなり快適なLED環境が0円で実現した。 
 また電力料金が年間374・9万円(税込、以下同)削減され、年間のレンタル費用約287・2万円を差し引いた実削減費は年間87.7万円になった。 更にLEDへの切り替えが既存テナントの増床ニーズを引き出し、取り壊し前のビルにも拘らず空室が埋まり、稼働率向上にも貢献した。
 桝田氏は「期限の縛りはありませんし、レンタルしたLEDを買い取ることも可能です。買い取りでは中古品扱いとなるため負担しやすい金額になり、無理のない形で取得して戴けます。 ビルオーナー・テナントのあらゆるニーズに対応するサービスですので、御困りのこと、御不明のことがございましたら、お気軽にお問い合わせください」と語る。

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